欧州マーケットダイジェスト・11日 株まちまち・ドル買い戻し
(11日終値:12日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=146.92円(11日15時時点比▲0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.51円(▲0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0925ドル(▲0.0016ドル)
FTSE100種総合株価指数:7669.23(前営業日比△9.49)
ドイツ株式指数(DAX):17746.27(▲68.24)
10年物英国債利回り:3.971%(▲0.005%)
10年物独国債利回り:2.303%(△0.036%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月ノルウェー消費者物価指数(CPI)
前月比 0.2% 0.1%
前年比 4.5% 4.7%
2月スイスSECO消費者信頼感指数 ▲42.3 ▲41.0
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。日銀による3月のマイナス金利解除観測が高まる中、この日の東証株価指数(TOPIX)が前場に2%超下げたにもかかわらず、「日銀は上場投資信託(ETF)の買い入れを見送った」ことが明らかになると、日経平均先物の下落とともに円買い・ドル売りが先行。19時前に一時146.49円まで値を下げ、前週末安値に面合わせした。ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比440円安の3万8090円まで下落した。
ただ、146.49円の下抜けに失敗すると買い戻しが優勢に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となり、24時前に147.15円付近まで値を上げた。もっとも、週明け早朝取引で付けた日通し高値147.16円を上抜けることは出来なかった。
・ユーロドルは下げ渋り。明日に2月米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて持ち高を傾けにくい状態が続いていたが、NYの取引時間帯に入ると米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが進行。前週末の安値1.0921ドルを下抜けて一時1.0915ドルまで値を下げた。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げ、1.0930ドル付近まで下げ幅を縮めた。
・ユーロ円は頭が重かった。日銀の早期政策修正観測が高まる中、日経平均先物の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入ると一時160.22円と2月8日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。
ただ、NY市場に入ると、ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が乏しくなった。
・ロンドン株式相場は小反発。前週末の米国株相場が軟調に推移したことを受けて投資家心理が悪化すると英株にも売りが先行したが、売り一巡後は買い戻しが優勢となり持ち直した。アストラゼネカやスミス・アンド・ネフューなど医薬品株が買われた。半面、ハルマやセイジ・グループなど情報技術セクターが値下がりした。
・フランクフルト株式相場は続落。8日の米株式市場で半導体株が下落したことを受けて、インフィニオン・テクノロジーズ(1.65%安)などに売りが出た。その他ではコンチネンタル(4.53%安)やブレンターク(2.76%安)、ザランド(2.52%安)などが売られ、相場の重しとなった。
・欧州債券相場は英国債が上昇した半面、独国債が下落した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=146.92円(11日15時時点比▲0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.51円(▲0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0925ドル(▲0.0016ドル)
FTSE100種総合株価指数:7669.23(前営業日比△9.49)
ドイツ株式指数(DAX):17746.27(▲68.24)
10年物英国債利回り:3.971%(▲0.005%)
10年物独国債利回り:2.303%(△0.036%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>
2月ノルウェー消費者物価指数(CPI)
前月比 0.2% 0.1%
前年比 4.5% 4.7%
2月スイスSECO消費者信頼感指数 ▲42.3 ▲41.0
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅かった。日銀による3月のマイナス金利解除観測が高まる中、この日の東証株価指数(TOPIX)が前場に2%超下げたにもかかわらず、「日銀は上場投資信託(ETF)の買い入れを見送った」ことが明らかになると、日経平均先物の下落とともに円買い・ドル売りが先行。19時前に一時146.49円まで値を下げ、前週末安値に面合わせした。ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比440円安の3万8090円まで下落した。
ただ、146.49円の下抜けに失敗すると買い戻しが優勢に。米長期金利の指標となる米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の支援材料となり、24時前に147.15円付近まで値を上げた。もっとも、週明け早朝取引で付けた日通し高値147.16円を上抜けることは出来なかった。
・ユーロドルは下げ渋り。明日に2月米消費者物価指数(CPI)の発表を控えて持ち高を傾けにくい状態が続いていたが、NYの取引時間帯に入ると米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが進行。前週末の安値1.0921ドルを下抜けて一時1.0915ドルまで値を下げた。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げ、1.0930ドル付近まで下げ幅を縮めた。
・ユーロ円は頭が重かった。日銀の早期政策修正観測が高まる中、日経平均先物の下落に伴う円買い・ユーロ売りが入ると一時160.22円と2月8日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。
ただ、NY市場に入ると、ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は方向感が乏しくなった。
・ロンドン株式相場は小反発。前週末の米国株相場が軟調に推移したことを受けて投資家心理が悪化すると英株にも売りが先行したが、売り一巡後は買い戻しが優勢となり持ち直した。アストラゼネカやスミス・アンド・ネフューなど医薬品株が買われた。半面、ハルマやセイジ・グループなど情報技術セクターが値下がりした。
・フランクフルト株式相場は続落。8日の米株式市場で半導体株が下落したことを受けて、インフィニオン・テクノロジーズ(1.65%安)などに売りが出た。その他ではコンチネンタル(4.53%安)やブレンターク(2.76%安)、ザランド(2.52%安)などが売られ、相場の重しとなった。
・欧州債券相場は英国債が上昇した半面、独国債が下落した。
(中村)