ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では151.70と22時時点(151.45円)と比べて25銭程度のドル高水準だった。3月米ISM製造業景況指数が50.3と予想の48.4を上回ったことが伝わると米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。23時30分前に一時151.76円まで値を上げた。なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは4.31%台まで上昇した。

 ユーロドルは軟調。24時時点では1.0744ドルと22時時点(1.0781ドル)と比べて0.0037ドル程度のユーロ安水準だった。米経済指標の上振れをきっかけに全般ドル買いが優勢になると、一時1.0740ドルと日通し安値を更新した。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時105.00まで上昇した。

 ユーロ円は頭が重い。24時時点では162.99円と22時時点(163.29円)と比べて30銭程度のユーロ安水準。ユーロドルの下落につれた売りが出たほか、ダウ平均の下落が相場の重しになると一時162.92円と本日安値を更新した。
 ユーロ円以外のクロス円も軟調だった。ポンド円は一時190.47円、豪ドル円は98.43円、NZドル円は90.21円、スイスフラン円は167.56円まで値を下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.23円 - 151.76円
ユーロドル:1.0740ドル - 1.0799ドル
ユーロ円:162.92円 - 163.43円


(中村)
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