東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 5日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では150.91円とニューヨーク市場の終値(151.34円)と比べて43銭程度のドル安水準だった。9時過ぎには151.30円台まで買われる場面もあったが、昨日安値151.12円や、節目の151.00円を割り込むとストップロスを誘発し、3月21日以来となる150.82円まで弱含んだ。軟調な日経平均や、昨日の朝日新聞での植田日銀総裁発言で本邦2年債利回りが急上昇したことも円買いを促した。その後の買い戻しも151.11円前後までで、日経平均株価が800円弱まで下げ幅を拡大したことや、5・10日(ゴトー日)の仲値の値決めも終わると再び安値圏に近い水準まで押し戻された。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0841ドルとニューヨーク市場の終値(1.0837ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りの影響もほぼ受けず1.0840ドルを挟んで小動き。

 ユーロ円は軟調。10時時点では163.61円とニューヨーク市場の終値(164.03円)と比べて42銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の動きに総じて連れる展開になり、163.51円まで下落し軟調推移。また、ポンド円は190.74円、豪ドル円は99.40円、NZドル円は90.95円まで売られ、クロス円は全面安の展開だった。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.82円 - 151.35円
ユーロドル:1.0835ドル - 1.0844ドル
ユーロ円:163.51円 - 164.07円


(松井)
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