東京外国為替市場概況・17時 ドル円、底堅さ継続

 9日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅さが継続。17時時点では151.90円と15時時点(151.89円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。引き続き1990年以来の152円台を睨んだ動き。151.93円をここまでの高値に151.90円前後で推移した。鈴木財務相の発言「高い緊張感を持って市場の動向を見ている」「過度な動きにはあらゆる手段で対処する」が伝わったものの、相場の反応は極めて薄かった。

 なお、堅調な貴金属相場を眺めながら南ア・ランド(ZAR)は買い優勢となり、対円では昨年11月以来の高値となる8.20円まで上昇。対ドルでも欧州勢の入り際の18.63ZAR前後から18.5270ZARまでランド高が進行した。

 ユーロ円は上昇一服。17時時点では164.86円と15時時点(164.92円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。15時過ぎに164.99円と僅かに日通し高値を更新したものの、節目の165円を前に利益確定の売りに押されて164.80円台まで上値を切り下げた。欧州株の弱含みも重しとなったもよう。

 ユーロドルはじり安。17時時点では1.0853ドルと15時時点(1.0858ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の伸び悩みにつれて1.0851ドルまで下押しした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.78円 - 151.93円
ユーロドル:1.0851ドル - 1.0864ドル
ユーロ円:164.82円 - 164.99円


(小針)
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