東京外国為替市場概況・12時 ドル円、重い動き継続

 11日の東京外国為替市場でドル円は重い動きが継続。12時時点では152.82円とニューヨーク市場の終値(153.16円)と比べて34銭程度のドル安水準だった。昨日、急激にドル高が進んだことに対する調整も入りやすいなか、本邦当局者が円安への警戒を示したり、時間外取引の米10年債利回りが小幅に低下したりと、下押しが先行しやすい状態。152.76円まで小安く推移した。

 ユーロ円は戻り限定的。12時時点では164.21円とニューヨーク市場の終値(164.54円)と比べて33銭程度のユーロ安水準だった。昨夜は対ドルでのユーロ急落の勢いに追随する格好となったが、東京タイムのこの時間帯はドル円の円高方向への調整に連動しやすかった。164.14円まで下値を探る場面があった。

 ユーロドルは12時時点では1.0745ドルとニューヨーク市場の終値(1.0743ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。大きな動きではないが、1.0747ドルまで小高く推移。緩やかではあるものの昨日のドル急騰の影響による動きに巻き戻しが入っている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.76円 - 153.17円
ユーロドル:1.0738ドル - 1.0747ドル
ユーロ円:164.14円 - 164.59円

(関口)
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