東京外国為替市場概況・15時 ドル円 底堅い

 11日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。15時時点では152.97円と12時時点(152.82円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。午前は本邦政府関係者らの円安けん制発言も重しに調整の売りが優勢となったが下押しは152.76円にとどめ、午後は153円近辺まで切り返した。大幅な日米金利差を意識したドル高・円安地合いが続いており、口先介入だけではこの流れを止めようがない。

 ユーロドルはもみ合い。15時時点では1.0742ドルと12時時点(1.0745ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。米消費者物価指数(CPI)を受けたドル買いは一服し、今晩に欧州中央銀行(ECB)理事会の政策金利発表やラガルドECB総裁の会見を控え、1.0740ドル台でこう着相場が続いている。

 ユーロ円は15時時点では164.32円と12時時点(164.21円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。ドル円同様に午前につけた164.14円を安値に下げ渋り、164.30円を挟んでの狭いレンジ内で動意が鈍い。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.76円 - 153.17円
ユーロドル:1.0737ドル - 1.0749ドル
ユーロ円:164.14円 - 164.59円

(金)
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