東京外国為替市場概況・12時 ドル円、しっかり

 15日の東京外国為替市場でドル円はしっかりした値動き。12時時点では153.71円とニューヨーク市場の終値(153.23円)と比べて48銭程度のドル高水準だった。5・10日(ゴトー日)の仲値終了後もドル買い円売り意欲は強まったままだった。10時過ぎに153.68円まで上値を伸ばした後に一旦は緩むも、153.50円台で下押し幅は限られた。時間外の米10年債利回りの上昇にも後押しされ上値を試し、約34年ぶりの高値となる153.74円まで上げ幅を拡大した。

 ユーロ円は堅調。12時時点では163.71円とニューヨーク市場の終値(163.13円)と比べて58銭程度のユーロ高水準だった。日経平均の下げ幅縮小や小高く推移する時間外のダウ先物を眺めながら、163.74円まで日通し高値を更新した。クロス円全般に円売りが優勢となるなか、ポンド円は191.56円、豪ドル円が99.61円、NZドル円も91.40円まで他通貨高・円安が進んだ。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.0650ドルとニューヨーク市場の終値(1.0643ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。動意はそれほど高まらなかったものの、ユーロ円につれ高となって一時1.0655ドルまで買われた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.98円 - 153.74円
ユーロドル:1.0629ドル - 1.0655ドル
ユーロ円:162.71円 - 163.74円


(小針)
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