NY株見通し-米8月生産者物価指数(PPI)に注目

 今晩は米8月PPIに注目。前日9日のNY株式相場は続落。ダウ平均は405.41ドル(0.77%)安、ナスダック総合も0.64%安となり、ともに3日続落した。米財務省による国債買い入れ拡大が予想に届かず供給懸念から米10年債利回りが4.85%台へ上昇したことや、米国とイランの緊張高まりでブレント原油先物が101ドル台を突破したことが嫌気された。金利高と原油高によるインフレ再燃懸念から投資家心理が悪化し、幅広く売りが先行した。IBMやシェブロンが上昇した一方、アルファベットやボーイングなどが下落した。

 今晩は8月生産者物価指数(PPI)などの経済指標に注目が集まる。翌日に8月消費者物価指数(CPI)の発表を控える中、卸売段階の物価動向を示すPPIが発表予定で、原油高に伴うインフレ圧力が確認されれば米長期金利の上昇要因となり、株価の重荷となることが懸念される。8月PPIの市場予想は前年比+5.3%、前月比+0.4%と、それぞれ前月の+4.7%、0.0%から上昇が見込まれている。また、新規失業保険申請件数や8月中古住宅販売件数、30年債入札のほか、中東情勢を受けた原油価格の動向にも注意したい。個別では取引終了後に決算発表を控えるアドビやオラクルなどの大手ハイテク銘柄の動向に注目したい。

 今晩の米経済指標・イベントは8月PPIのほか、新規失業保険申請件数、8月中古住宅販売件数、30年債入札など。企業決算は引け後にアドビ、オラクルなどが発表予定。
(執筆:9月10日、14:00)

(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。