NYマーケットダイジェスト・26日 株大幅安・金利低下・原油暴落・円高

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(26日終値)
ドル・円相場:1ドル=113.38円(前営業日比▲1.98円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=128.35円(▲0.96円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1317ドル(△0.0108ドル)
ダウ工業株30種平均:34899.34ドル(▲905.04ドル)
ナスダック総合株価指数:15491.66(▲353.57)
10年物米国債利回り:1.47%(▲0.16%)
WTI原油先物1月限:1バレル=68.15ドル(▲10.24ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1785.5ドル(△1.2ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は大幅に続落。南アフリカで感染力が強いとされる新型コロナウイルスの変異型が確認されたのをきっかけに経済の先行き不透明感が広がり、世界的に株価が急落。リスク・オフの円買い・ドル売りが優勢となった。米10年債利回りが一時1.4697%前後と10日以来の低水準を付けたことも相場の重しとなり、一時113.05円まで下げ足を速めた。その後の戻りも113.56円付近にとどまった。市場関係者からは「本日は米感謝祭翌日で米債券・株式・商品市場が短縮取引となったため、取引参加者が少なく市場流動性が低下。薄商いの中、値が振れやすい面もあった」との声が聞かれた。
 米感謝祭明けの米国株相場はダウ平均が一時1050ドル超下落したほか、ナイト・セッションの日経平均先物は大証終値比1280円安の2万7510円まで売り込まれた。WTI原油先物価格は一時14%超の暴落となった。
 なお、世界保健機関(WHO)は新型コロナ変異型を最も警戒レベルが高い「懸念される変異型」に分類し、「オミクロン株」と命名した。

・ユーロドルは続伸。米長期金利の大幅低下に伴うユーロ買い・ドル売りが優勢となり、6時30分過ぎに一時1.1331ドルと日通し高値を付けた。なお、新型コロナ変異株を巡る懸念が高まる中、米短期金融市場では米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が後退した。

・ユーロ円は急反落。NY序盤に一時128.96円付近まで買い戻される場面もあったが、ドル円が下げ幅を広げるとユーロ円にも売りが出て一時127.80円と2月24日以来の安値を更新した。
 世界的な株安に伴うリスク・オフの円買いが優勢となり、ユーロ円以外のクロス円も軟調だった。ポンド円は150.73円、豪ドル円は80.48円、NZドル円は77.05円、カナダドル円は88.41円まで値を下げた。
 トルコリラ円は一時8.96円まで下落する場面があった。エルドアン・トルコ大統領が「トルコの金利は今後低下する」「国民が高金利に苦しむことはなくなるだろう」と述べ、低金利を維持する姿勢を改めて強調。トルコ中銀の金融緩和スタンスが継続するとの見方が広がり、リラ売りも進んだ。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に続落。下げ幅は今年最大。南アフリカで感染力が強いとされる新型コロナ変異株が確認されたことで世界経済の先行き不透明感が広がり、リスク回避の売りが膨らんだ。消費や航空関連が下げを主導し、一時1054ドル下げた。
 米株の変動性指数(VIX、恐怖指数)が一時28.52と9月20日以来の高水準まで急伸したことで、「リスク回避の売りが加速した」との声も聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は急反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは大幅続伸。アフリカ南部で感染力が強いとされる新型コロナ変異株が確認されたことで世界経済の先行き不透明感が広がり、世界的に株価が下落。安全資産とされる米国債に買いが入った。利回りは一時1.4697%前後と10日以来の低水準を付けた。

・原油先物相場は大幅続落。南アフリカで感染力が高い新たな変異株が検出されたことを受けて、経済活動の停滞によるエネルギー需要の鈍化懸念が強まった。投資家のリスクオフ姿勢が急速に高まる中、リスク資産の原油は暴落し、1月限は一時67.40ドルと約2カ月半ぶりの水準まで下落した。

・金先物相場は小幅続伸。南アフリカで新たに確認された変異株への警戒感で金融相場全体が大荒れとなる中、安全資産とされる金は買いが先行した。ただ、買いが一巡すると換金目的の売りが入り、急速に上げ幅を縮小した。

(中村)

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