東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅さ維持
10日の東京外国為替市場でドル円は底堅さを維持。12時時点では142.82円とニューヨーク市場の終値(142.21円)と比べて61銭程度のドル高水準だった。週初5・10日(ゴトー日)の東京仲値にかけたドル買いが落ち着いた後も上向きの流れが続き142.90円まで上昇。時間外取引の米10年債利回りが一時4.08%台を回復する動きとなったことや、日経平均株価の下げ渋りが支援となった。中国株の反発スタートもリスク回避の意識後退につながり円売り方向の動きを後押しした。
ユーロ円もじり高の流れが続いた。12時時点では156.54円とニューヨーク市場の終値(155.94円)と比べて60銭程度のユーロ高水準だった。ドル円と同様に円売りが進み、156.58円まで上昇した。中国インフレ指標が物価の落ち着きを示す内容となったことや、中国政府による景気刺激策への期待から中国株が反発スタート。リスク回避の意識後退が円売りを支援した。
6月中国消費者物価指数(CPI)は前年同月比±0.0%と、5月程度の伸びを見込んだ市場予想の+0.2%より弱く、同生産者物価指数(PPI)は前年同月比-5.4%と、市場予想の-5.0%よりマイナス幅が大きかった。
ユーロドルはもみ合い継続。12時時点では1.0961ドルとニューヨーク市場の終値(1.0967ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。対円でドルとユーロがともに上昇するなか、ユーロドルは限られたレンジにとどまって推移した。
本日こまでの参考レンジ
ドル円:142.12円 - 142.90円
ユーロドル:1.0957ドル - 1.0971ドル
ユーロ円:155.83円 - 156.58円
(関口)
ユーロ円もじり高の流れが続いた。12時時点では156.54円とニューヨーク市場の終値(155.94円)と比べて60銭程度のユーロ高水準だった。ドル円と同様に円売りが進み、156.58円まで上昇した。中国インフレ指標が物価の落ち着きを示す内容となったことや、中国政府による景気刺激策への期待から中国株が反発スタート。リスク回避の意識後退が円売りを支援した。
6月中国消費者物価指数(CPI)は前年同月比±0.0%と、5月程度の伸びを見込んだ市場予想の+0.2%より弱く、同生産者物価指数(PPI)は前年同月比-5.4%と、市場予想の-5.0%よりマイナス幅が大きかった。
ユーロドルはもみ合い継続。12時時点では1.0961ドルとニューヨーク市場の終値(1.0967ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。対円でドルとユーロがともに上昇するなか、ユーロドルは限られたレンジにとどまって推移した。
本日こまでの参考レンジ
ドル円:142.12円 - 142.90円
ユーロドル:1.0957ドル - 1.0971ドル
ユーロ円:155.83円 - 156.58円
(関口)