東京外国為替市場概況・12時 豪ドル円 堅調

 9日の東京外国為替市場で豪ドル円は堅調に推移。中国7月消費者物価指数が予想ほどに落ち込まなかったことから、発表直後は買いで反応。じりじりと上値を伸ばし、12時前には94.02円まで強含んだ。なお、同時に発表された中国7月生産者物価指数は予想を下回った。

 ドル円は小動き。12時時点では143.23円とニューヨーク市場の終値(143.38円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。日経平均の軟調推移が重しとなるも、9時過ぎにつけた143.10円を安値に下げ渋り、143円前半で小幅の上下にとどまった。

 ユーロ円も動意薄。12時時点では157.12円とニューヨーク市場の終値(157.10円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。11時前に157.27円まで値を上げるも、株安も重しに伸び悩み、157円前半で動意は限定的。

 ユーロドルはじり高。12時時点では1.0968ドルとニューヨーク市場の終値(1.0956ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。シンガポール市場休場で動意は限られるも、時間外米長期金利の低下も支えに1.0971ドルまで小幅高となった。もっとも本日これまでのレンジは19Pips程度にとどまっている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.10円 - 143.41円
ユーロドル:1.0952ドル - 1.0971ドル
ユーロ円:156.92円 - 157.27円

(川畑)
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