NYマーケットダイジェスト・15日 ダウ最高値・ユーロ安・ドル高

(15日終値)
ドル・円相場:1ドル=142.15円(前営業日比△0.26円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=154.85円(▲1.15円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0895ドル(▲0.0098ドル)
ダウ工業株30種平均:37305.16ドル(△56.81ドル)
ナスダック総合株価指数:14813.92(△52.36)
10年物米国債利回り:3.91%(横ばい)
WTI原油先物1月限:1バレル=71.43ドル(▲0.15ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2035.7ドル(▲9.2ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)         <発表値>    <前回発表値>
12月米ニューヨーク連銀製造業景気指数 ▲14.5       9.1
11月米鉱工業生産指数(前月比)    0.2%      ▲0.9%・改
設備稼働率              78.8%      78.7%・改
12月米製造業PMI速報値        48.2        49.4
12月米サービス部門PMI速報値     51.3        50.8
12月米総合PMI速報値         51.0        50.7

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは5日ぶりに反落。欧州時間発表のユーロ圏の12月製造業・サービス部門PMI速報値が軒並み予想を下回ったことを受けて、NY時間に入ってもユーロ売りが続いた。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁がCNBCとのインタビューで「利下げについて協議しているというほどでもない」「来年3月の利下げについて考えるのは時期尚早」と述べたと伝わると、全般ドル買い戻しが加速。4時前に一時1.0889ドルと日通し安値を付けた。
 また、ボスティック米アトランタ連銀総裁もロイター通信のインタビューで「来年は第3四半期から2回利下げする可能性が高い」などと発言。これも早期の利下げ観測の後退につながり、ドル買い戻しを誘った。

・ドル円は4日ぶり反発。ウィリアムズ総裁が「利下げは足元の主要な議題ではない」として、早期利下げ期待が拡大する市場をけん制するとドル買い戻しが先行。22時30分過ぎに一時142.45円付近まで値を上げた。
 アジア時間に付けた日通し高値142.47円が目先レジスタンスとして意識されると、いったんは上値が重くなり、0時30分前に一時141.43円と日通し安値を更新した。ただ、ボスティック総裁の発言が伝わると再び強含み、142.31円付近まで持ち直した。

・ユーロ円は反落。この日発表のユーロ圏PMIがさえない結果となったことを受けて、NY市場でもユーロ売りが続いた。0時30分前には一時154.41円と本日安値を更新した。

・カナダドル円は堅調だった。マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁が「利下げについて議論するのは時期尚早」「BOCは常に警戒、必要に応じて調整できるようにしておく必要」と発言すると、カナダドル買いが優勢に。4時30分過ぎに一時106.41円と日通し高値を付けた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は7日続伸し、史上最高値を更新した。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が市場の早期利下げ観測をけん制すると下げに転じる場面もあったが、下値は堅く終盤持ち直した。市場では「相場が下げると主力株を中心に押し目買いが入りやすかった」との声が聞かれた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も7日続伸し、昨年1月以来の高値で取引を終えた。

・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が市場の早期利下げ観測をけん制すると売りが出たものの、下押しは限定的だった。市場では「中長期的に金利低下が続くとの見方が相場を下支えした」との声が聞かれた。

・原油先物相場は3日ぶりに小反落。12月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が大幅に悪化したことで米経済の減速に伴って原油需給が緩むとの懸念が上値を抑えた。

・金先物相場は3日ぶりに反落。ウィリアムズNY連銀総裁が利下げの議論を否定したことで外国為替市場ではドル高が進行。ドル建てで取引される金には割高感を意識した売りが強まった。

(中村)
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