ロンドン為替見通し=欧州通貨のじり安が続くか英欧指標を注視しつつ米CPI待ち

 ロンドンタイムはアジアタイムにインフレ期待低下で売られたNZドルに欧州通貨が連れ安でじり安となった流れが続くかどうか見定めることになる。同じく連れ安となった豪ドルが対NZドルでの豪ドル買いもあって一時下げ渋りかけた感はあったものの、欧州通貨は重いままだ。

 1月英雇用統計や2月独ZEW景況感指数の結果を注視することになるか。1月英雇用統計の事前予想は不明だが前回との比較となり、同時に発表となる10-12月英失業率(ILO方式、予想:4.0%)の予想比の強弱を合わせて判断することになる。

 ZEWは独景況感指数(予想:17.5)に注目で、ユーロ圏全体のZEW景況感指数より先行性を注視しているためか域内の経済主導国ドイツの内容に為替は反応することが多い。これらの結果を反映して水準調整をしつつ、より注目度の高いNYタイムの米消費者物価指数(CPI)の結果を待つことになるだろう。


想定レンジ上限
・ユーロドル:日足一目均衡表・基準線1.0860ドル。
・ポンドドル:7-8日の下落幅倍返し1.2712ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:昨年11月13日安値1.0665ドル。
・ポンドドル:5日安値1.2519ドル。

(関口)
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