ドル円、じり安 FRB議長と議員らの質疑応答に注目との声も

 ドル円はじり安。2月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が14.0万人増と予想の15.0万人増を下回るとドル売りがやや優勢に。22時58分時点では149.34円付近で推移している。
 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は本日、米下院金融サービス委員会で金融政策や経済情勢に関する半期に一度の議会証言に臨む。事前に公表された原稿では「利下げにはインフレに関するさらなる確信が必要」との見解を示し、当面はデータを見極める従来通りの姿勢を強調。一方、「年内のいずれかの時点で利下げが適切になる可能性が高い」とも話した。
 なお、市場では「パウエル議長と議員らの質疑応答に注目が集まる」との声が聞かれたものの、「議員らは選挙区を意識した演説に終始しがちなので、まともな質疑応答にはなりにくい」との指摘があった。

(中村)
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