東京外国為替市場概況・10時 ドル円、強含み

 15日の東京外国為替市場でドル円は強含み。10時時点では148.44円とニューヨーク市場の終値(148.26円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。昨日の欧州引け後からは148.20円を割り込むことすらできず堅調地合いを維持し、5・10日(ゴトー日)の東京仲値にかけたドル買い期待も支えになり、7日以来となる148.54円まで強含んだ。もっとも、来週の日銀の金融政策正常化観測もあり、本邦長期金利が3カ月ぶりの高水準を記録していることが円買い要因となり、ドル買いの勢いは緩やかだった。

 ユーロドルは小安い。10時時点では1.0878ドルとニューヨーク市場の終値(1.0884ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。対円でのドル買いで上値が抑えられ、昨日安値1.0881ドルを僅かに割り込み1.0876ドルまで下押しし、小安い動き。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では161.48円とニューヨーク市場の終値(161.36
円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。ドル相場になっていることで値幅は限られているが、ドル円の買いの勢いの方がやや優勢なこともあり161.58円まで強含んだ。軟調に始まった日経平均株価が下げ幅を縮めたことも底堅くしている。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.23円 - 148.54円
ユーロドル:1.0876ドル - 1.0886ドル
ユーロ円:161.34円 - 161.58円


(松井)
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