欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 もみ合い

 17日の欧州外国為替市場でドル円はもみ合い。22時時点では154.63円と20時時点(154.62円)と比べて1銭程度のドル高水準だった。154.60円台で値動きが乏しい。155円の壁が意識されているなか、新規の手がかりも乏しく積極的に上値を試す動きにはなっていないものの下値は堅い。

 ユーロドルも動意薄。22時時点では1.0634ドルと20時時点(1.0639ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ安水準だった。1.0649ドルを頭と昨日の高値1.0654ドルを前に伸び悩み、1.0630ドル台で小動き。欧州中央銀行(ECB)の利下げ開始が米連邦準備制度理事会(FRB)より早いとの見方が強いなか、ユーロドルの戻りは鈍い。
 センテノ・ポルトガル中銀総裁の「6月は非常に重要な決定となる」「金融政策を変更する時が来た」などの発言や、ホルツマン・オーストリア中銀総裁の「利下げをするかどうかは6月まで待つ必要がある」との発言が伝わった。

 ユーロ円は底堅い。22時時点では164.44円と20時時点(164.51円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。日米欧株価指数の堅調な動きも支えに164.64円まで高値を更新し、高値圏の164円半ばで底堅い動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.46円 - 154.73円
ユーロドル:1.0606ドル - 1.0649ドル
ユーロ円:163.93円 - 164.64円

(金)
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