18日香港株=軟調か、米中の対立激化などを警戒

 18日の香港市場は軟調か。米中の対立激化や中東情勢の緊迫化などを警戒し、香港市場でも売りが広がりそうだ。米国のバイデン大統領は17日、中国から輸入する鉄鋼・アルミ製品に対する関税を引き上げる方針を示したほか、中国の造船セクターに対する調査を開始すると明らかにしている。

 一方、ハンセン指数は前日に小幅ながら5営業日ぶりに反発したものの、約6週間ぶりの安値水準とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが期待できるほか、中国政府が相次いで景気対策を打ち出していることも引き続き支援材料となりそうだ。

 17日のNY株式相場は下落。3指数とも上昇して始まったものの、プラス圏を維持できず戻り売りに押された。同日、ASMLが発表した決算の内容が市場予想を下回ったことで、エヌビディアをはじめとしたその他の半導体関連銘柄にも売りが波及。SOXが3%を超える下落となり、投資家のセンチメントを冷やした。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を上回って引けたものの、テンセント(00700)や美団(03690)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。
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