東京外国為替市場概況・10時 ドル円 底堅い

 10日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。10時時点では155.53円とニューヨーク市場の終値(155.48円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。東京序盤からやや売りが先行し8時30分過ぎに155.27円まで下押したが、依然として押し目買い意欲は強い。昨日の安値155.17円を前に下げ渋ると、本日は週末ゴトー日(5・10日)ということもあり、本邦実需からのドル買いも観測されるなか155.61円まで切り返した。

 ユーロ円は小動き。10時時点では167.65円とニューヨーク市場の終値(167.63円)と比べて2銭程度のユーロ高水準だった。ドル円につれた動きで167.42円まで下押し後に切り返したが、昨日の高値167.75円を前に伸び悩んでいる。日経平均は600円超高と大きく反発したが、円相場の反応は限られている。

 ユーロドルは10時時点では1.0779ドルとニューヨーク市場の終値(1.0782ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。時間外の米10年債利回りも前日引け付近で値動きが鈍く、手がかりが乏しいなか1.0780ドル前後で動意に欠けた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.27円-155.61円 
ユーロドル:1.0777ドル-1.0786ドル 
ユーロ円:167.42円-167.74円

(金)
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