ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 23日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では156.99円と22時時点(156.76円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。5月米製造業・サービス部門PMI速報値が予想を上回ったことが伝わると米長期金利の上昇とともに全般ドル買いが先行。23時過ぎに一時157.20円と1日以来約3週間ぶりの高値を付けた。
 なお、4月米新築住宅販売件数が予想を下回ったことが分かると156.69円付近まで売られる場面もあったが、反応は一時的だった。

 ユーロドルは上値が重かった。24時時点では1.0824ドルと22時時点(1.0852ドル)と比べて0.0028ドル程度のユーロ安水準だった。22時30分前に一時1.0861ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.0864ドルがレジスタンスとして働くと失速。5月米PMI速報値が予想を上回ったことも相場の重しとなり、1.0823ドル付近まで下押しした。

 ユーロ円は高値圏でもみ合い。24時時点では169.93円と22時時点(170.12円)と比べて19銭程度のユーロ安水準。23時過ぎに一時170.32円と4月29日以来の高値を付けたものの、ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.53円 - 157.20円
ユーロドル:1.0812ドル - 1.0861ドル
ユーロ円:169.29円 - 170.32円


(中村)
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