米国債市場概況・13日 10年物国債利回り、4.27%に低下
13日の米国債券相場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発。表面利率4.625%の10年物国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は高い)4.27%で終えた。2月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ると買いが先行したものの、すぐに失速した。市場では「米関税政策で物価上昇圧力が高まる可能性があり、材料視しにくい」との声が聞かれた。
ただ、NY午後に入ると米国株相場の下落に伴う買いが優勢となり上げに転じた。トランプ米政権の関税政策を背景に激化する通商摩擦が景気の悪化を招くとの懸念から、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。
(中村)
ただ、NY午後に入ると米国株相場の下落に伴う買いが優勢となり上げに転じた。トランプ米政権の関税政策を背景に激化する通商摩擦が景気の悪化を招くとの懸念から、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った。
(中村)