東京外国為替市場概況・17時 ドル円、底堅い

 5日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。17時時点では144.36円と15時時点(144.18円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。前週末の安値143.73円の手前で下値の堅さを確認するとやや買い戻しが入り、144.40円台まで下値を切り上げた。もっとも、欧州勢の参入後も手掛かり材料難の状態が続いており、積極的に上値を試す展開にはなっていない。

 ユーロドルは伸び悩み。17時時点では1.1313ドルと15時時点(1.1333ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。1.13ドル台半ばでは上値の重さが意識され、1.1310ドル台まで伸び悩んだ。なお、一部報道からは「欧州連合(EU)は2027年末までにロシアからのガス輸入を禁止する提案を計画している」などと伝わっている。

 ユーロ円は17時時点では163.32円と15時時点(163.41円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下げにつれて163.30円まで本日安値を更新した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.97円 - 145.00円
ユーロドル:1.1295ドル - 1.1347ドル
ユーロ円:163.30円 - 164.01円

(岩間)
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