東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上昇一服

 7日の東京外国為替市場でドル円は上昇一服。10時時点では142.94円とニューヨーク市場の終値(142.45円)と比べて49銭程度のドル高水準だった。連休明けの本邦勢が参入するにつれて伸び悩み、高寄りした日経平均がマイナス圏に沈むのを眺めて142.80円台まで上値を切り下げた。貿易問題に関する米中の閣僚級協議への期待が支えとなり、米長期金利の上昇にも後押しされて反発するも、8時過ぎにつけた143.31円の手前から失速。東京仲値にかけてドル売りが持ち込まれ、再び143円を割り込んだ。

 ユーロ円は伸び悩み。10時時点では162.11円とニューヨーク市場の終値(161.98円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。ドル円につれて162円前半で上値を切り下げ、300ドル超高と強含むダウ先物を支えとした買いも162.30円台までだった。仲値後も弱含み、ドル円につれて162.10円割れまで水準を落とした。

 ユーロドルは10時時点では1.1341ドルとニューヨーク市場の終値(1.1370ドル)と比べて0.0029ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円が売りに押された場面では、つれて1.1350ドル付近までじり高となった。一巡後は1.1330ドル台を中心に方向感なく上下した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.42円 - 143.31円
ユーロドル:1.1326ドル - 1.1375ドル
ユーロ円:161.94円 - 162.49円


(小針)
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