ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、高値もみ合い

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は本日高値圏でもみ合い。24時時点では148.19円と22時時点(148.04円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。米中両国が関税の大幅な引き下げで合意したことを受けて、米中貿易戦争激化を巡る懸念が大きく後退。株高とともに円売り・ドル買いが出た。ただ、急ピッチで上昇した反動で利益確定目的の売りなどが出ると伸び悩んだ。148円台では戻り売りなども出やすいようだ。
 なお、トランプ米大統領は「中国は非金融障壁の全面撤廃に同意した」「対中関税を145%に戻すことはない」などと述べた。

 ユーロ円は底堅い。24時時点では164.67円と22時時点(164.53円)と比べて14銭程度のユーロ高水準。ダウ平均が一時1000ドル超上昇するなど、米国株相場が堅調に推移するとリスク・オンの円売り・ユーロ買いが出た。23時過ぎに一時164.92円と日通し高値を付けた。

 ユーロドルは小動き。24時時点では1.1111ドルと22時時点(1.1113ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.70円 - 148.59円
ユーロドル:1.1072ドル - 1.1244ドル
ユーロ円:163.36円 - 164.92円

(中村)
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