東京外国為替市場概況・17時 ドル円、売り一服

 15日午後の東京外国為替市場でドル円は売り一服。17時時点では145.89円と15時時点(145.98円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。欧州勢が本格参入するとドル売りが再開した。昨日安値145.61円を割り込むと、ストップロスを巻き込み145.49円まで下げ幅を拡大し、週初に米中両国が関税引き下げを発表する前の上げ幅をほぼ帳消しにした。ただ、日足一目均衡表・転換線(145.51円)付近では売りが一服となり、145.90円台まで買い戻しが入った。

 ユーロドルは買い一服。17時時点では1.1197ドルと15時時点(1.1193ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りに連れて16時前には1.1228ドルまでじり高になった。ただ、ドル円の売りの勢いが弱まると、ユーロドルも買いが一服となっている

 ユーロ円は小安い。17時時点では163.35円と15時時点(163.40円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下げ幅が広がると163.27円まで下値を広げた。もっとも、徐々にユーロに対してもドル売りが進んだことで下押しも限られている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.49円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1228ドル
ユーロ円:163.27円 - 164.07円


(松井)
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