東京外国為替市場概況・10時 ドル円、軟調

 15日の東京外国為替市場でドル円は軟調。10時時点では146.21円とニューヨーク市場の終値(146.75円)と比べて54銭程度のドル安水準だった。本邦勢参入後の買いも昨日終値の手前で頭を抑えられた。安寄りした日経平均が400円超安まで下げ幅を拡大するとドル売り円買いが強まった。ゴトー日(5・10日)の仲値にかけても売りが続き、10時過ぎには146.12円まで下値を広げた。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では163.63円とニューヨーク市場の終値(163.99円)と比べて36銭程度のユーロ安水準だった。9時過ぎに強含む場面でも、164円台乗せでは頭打ち。その後は日本株安を眺めながらユーロ安円高に傾き、仲値前後のドル円の下落にもつれて163.59円まで売られた。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.1191ドルとニューヨーク市場の終値(1.1175ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円でドル安が進行すると、つれて1.1195ドルまで上昇した。
 なお豪ドル/ドルは、0.6422ドルと昨日安値を僅かに下回ったところで下落が一服した。この後10時30分には4月豪雇用統計が発表される。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.12円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1195ドル
ユーロ円:163.59円 - 164.07円


(小針)
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