ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、持ち直しが続く

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は持ち直す動きが続いた。2時時点では146.69円と24時時点(146.30円)と比べて39銭程度のドル高水準だった。日本時間夕刻につけた145.61円を下値に戻す動きが継続。米長期金利の指標である10年債利回りが4.52%台まで4月11日以来の高水準を更新した。一部通信社による「米国は貿易合意の一部としてドル安を模索していない」との関係者筋の話も伝わるなか、ドル円は147.11円前後までドル高・円安方向へ上振れる場面があった。

 ユーロドルは下落。2時時点では1.1188ドルと24時時点(1.1212ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利上昇を受けたドル買いの流れが続くなか、一時1.12ドル割れ。米国が「ドル安を模索していない」との話も伝わると、1.1176ドル前後までユーロ安・ドル高が進んだ。

 ユーロ円は戻り試す。2時時点では164.13円と24時時点(164.04円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。一時120ドルを超える下落となったダウ平均が40ドル高付近まで持ち直すなど米株の底堅い推移をにらみ、市場のリスク回避姿勢が緩和。一部通信社報道を反映してドル円が147円台へ戻す動きへ連れる流れもあって、ユーロ円は164.43円後までユーロ高・円安に振れた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.61円 - 147.67円
ユーロドル:1.1176ドル - 1.1266ドル
ユーロ円:163.74円 - 165.16円

(関口)
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