ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、上振れ

 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上振れ。4時時点では148.33円と2時時点(148.51円)と比べて18銭程度のドル安水準だった。ダウ平均が1100ドル超高まで上値を伸ばすなど堅調な米株や、米長期金利の指標である10年債の利回りが4.46%近辺まで持ち直すなか、ロンドンタイムにつけた148.59円を上回り、148.65円まで4月3日以来の高値を更新。ただ、その後は上昇の勢いを落ち着かせ、148.30円付近へ下押した。

 ユーロドルは下落幅を広げる動きが先行。4時時点では1.1089ドルと2時時点(1.1084ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。米金利水準が持ち直すなか、対円でのドル強含みに圧迫されて下値を探る動きに。1.1066ドルまで4月10日以来の安値を更新した。その後は一時1.1090ドル台まで持ち直した。

 ユーロ円はやや重い。4時時点では164.49円と2時時点(164.61円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。ドル円のじり高とユーロドルの重い推移に挟まれ引き続き強いトレンドを示す動きではないが、この時間帯は本日高値圏ながらユーロドルの下押し先行にやや引っ張られ気味だった。戻りも限定的。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.70円 - 148.65円
ユーロドル:1.1066ドル - 1.1244ドル
ユーロ円:163.36円 - 164.92円

(関口)
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