東京外国為替市場概況・10時 ドル円、売り一服

 28日の東京外国為替市場でドル円は売り一服。10時時点では144.12円とニューヨーク市場の終値(144.33円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。昨日の大幅上昇の反動で早朝から上値が重く始まり、143.85円まで弱含んだ。昨日は本邦の超長期債利回りに連れて低下した本邦10年債利回りが上昇していることも支えになった。ただ、東京仲値の値決めにかけてはドル買い・円売りが優勢になると売りは一服となっている。

 ユーロドルは小幅高。10時時点では1.1334ドルとニューヨーク市場の終値(1.1328ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りに支えられ一時1.1345ドルまで小幅に上昇したが、ドル円の買いの勢いが弱まるとユーロドルも伸び悩んだ。

 ユーロ円は上値が重い。10時時点では162.35円とニューヨーク市場の終値(163.54円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の動きに連れ上値が重くなると、163.19円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.85円 - 144.39円
ユーロドル:1.1327ドル - 1.1345ドル
ユーロ円:163.19円 - 163.61円


(松井)
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