欧州マーケットダイジェスト・28日 株安・金利上昇・ドル高
(28日終値:29日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=144.87円(28日15時時点比△0.59円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.58円(△0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1291ドル(▲0.0023ドル)
FTSE100種総合株価指数:8726.01(前営業日比▲52.04)
ドイツ株式指数(DAX):24038.19(▲188.30)
10年物英国債利回り:4.727%(△0.061%)
10年物独国債利回り:2.554%(△0.022%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4月独輸入物価指数
(前月比) ▲1.7% ▲1.0%
(前年比) ▲0.4% 2.1%
1-3月期仏国内総生産(GDP)改定値
(前期比) 0.1% 0.1%
4月仏卸売物価指数(PPI)
(前月比) ▲4.3% ▲0.5%・改
4月仏消費支出
(前月比) 0.3% ▲1.1%・改
5月独雇用統計
失業率 6.3% 6.3%
失業者数変化 3.40万人 0.60万人・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は強含み。日本時間夕刻に144.00円付近まで弱含む場面があったが、同水準で下値の堅さを確認すると下値を切り上げた。昨日に公表された米経済指標が良好な結果となったこともあり、米景気減速への過度な不安が和らぐ中で次第にドル買いが優勢に。米長期金利の上昇も相場の後押しとなり、1時前には145.08円と20日以来の高値を更新した。
なお、この日発表された米経済指標は少なく、5月米リッチモンド連銀製造業指数は市場予想通りの結果となったため、相場への影響も限定的だった。
・ユーロドルは上値が重い。19時過ぎに1.1341ドル付近まで上昇したものの、アジア時間につけたこの日高値1.1345ドルが目先のレジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。全般にドル買いが強まったこともあり、一時1.1284ドルまで本日安値を更新した。
・ユーロ円は強含み。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが進み、一時163.91円まで値を上げた。もっとも、ユーロドルが下落した影響も同時に受けたため、一方的に上昇する展開とはならず、昨日高値の163.94円手前では伸び悩んだ。
・ロンドン株式相場は反落。米半導体大手エヌビディアの決算を見極めたいとの思惑からしばらくは様子見ムードが広がっていたが、次第に米国株式相場の下げにつれて上値を切り下げた。アングロ・アメリカンやリオ・ティントなど素材株の下げが目立ったほか、セイジ・グループなど情報技術セクターも下落した。
・フランクフルト株式相場は3営業日ぶりに反落。米国との貿易交渉の行方を見極めたいとの見方が相場の上値を抑制した。個別ではダイムラー・トラック・ホールディング(4.21%安)やザランド(3.16%安)、ハイデルベルク・マテリアルズ(2.46%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。米債券安につれた。
(岩間)
ドル・円相場:1ドル=144.87円(28日15時時点比△0.59円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.58円(△0.34円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1291ドル(▲0.0023ドル)
FTSE100種総合株価指数:8726.01(前営業日比▲52.04)
ドイツ株式指数(DAX):24038.19(▲188.30)
10年物英国債利回り:4.727%(△0.061%)
10年物独国債利回り:2.554%(△0.022%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4月独輸入物価指数
(前月比) ▲1.7% ▲1.0%
(前年比) ▲0.4% 2.1%
1-3月期仏国内総生産(GDP)改定値
(前期比) 0.1% 0.1%
4月仏卸売物価指数(PPI)
(前月比) ▲4.3% ▲0.5%・改
4月仏消費支出
(前月比) 0.3% ▲1.1%・改
5月独雇用統計
失業率 6.3% 6.3%
失業者数変化 3.40万人 0.60万人・改
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は強含み。日本時間夕刻に144.00円付近まで弱含む場面があったが、同水準で下値の堅さを確認すると下値を切り上げた。昨日に公表された米経済指標が良好な結果となったこともあり、米景気減速への過度な不安が和らぐ中で次第にドル買いが優勢に。米長期金利の上昇も相場の後押しとなり、1時前には145.08円と20日以来の高値を更新した。
なお、この日発表された米経済指標は少なく、5月米リッチモンド連銀製造業指数は市場予想通りの結果となったため、相場への影響も限定的だった。
・ユーロドルは上値が重い。19時過ぎに1.1341ドル付近まで上昇したものの、アジア時間につけたこの日高値1.1345ドルが目先のレジスタンスとして意識されると徐々に上値が重くなった。全般にドル買いが強まったこともあり、一時1.1284ドルまで本日安値を更新した。
・ユーロ円は強含み。ドル円の上昇につれた円売り・ユーロ買いが進み、一時163.91円まで値を上げた。もっとも、ユーロドルが下落した影響も同時に受けたため、一方的に上昇する展開とはならず、昨日高値の163.94円手前では伸び悩んだ。
・ロンドン株式相場は反落。米半導体大手エヌビディアの決算を見極めたいとの思惑からしばらくは様子見ムードが広がっていたが、次第に米国株式相場の下げにつれて上値を切り下げた。アングロ・アメリカンやリオ・ティントなど素材株の下げが目立ったほか、セイジ・グループなど情報技術セクターも下落した。
・フランクフルト株式相場は3営業日ぶりに反落。米国との貿易交渉の行方を見極めたいとの見方が相場の上値を抑制した。個別ではダイムラー・トラック・ホールディング(4.21%安)やザランド(3.16%安)、ハイデルベルク・マテリアルズ(2.46%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は下落。米債券安につれた。
(岩間)