東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み

 4日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では144.21円と12時時点(143.92円)と比べて29銭程度のドル高水準だった。再び144円台を回復し、その後は下げ渋る展開が続いた。時間外の米10年債利回りが上昇に転じたことに後押しされて、一時144.38円まで上値を伸ばした。ただ5月30日高値144.44円が目先の抵抗水準として意識されると、一巡後は144.10円台まで水準を落とす場面があった。

 ユーロドルは弱含み。15時時点では1.1362ドルと12時時点(1.1376ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。全般ドル買いが強まると、昨日安値1.1364ドルを下抜けて1.1357ドルまでユーロ安ドル高に傾いた。
 また、ポンドドルも1.3501ドルまで下値を広げ、ドル/スイスフランが0.8250フランまで上昇している。

 ユーロ円は上昇一服。15時時点では163.85円と12時時点(163.73円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。堅調な日経平均が支えとなり、164.02円付近までユーロ買い円売りが強まった。もっとも、再び大台維持に失敗し、163.90円割れまで上値を切り下げている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.67円 - 144.38円
ユーロドル:1.1357ドル - 1.1393ドル
ユーロ円:163.61円 - 164.08円


(小針)
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