東京外国為替市場概況・15時 ドル円 じり高

 5日午後の東京外国為替市場でドル円はじり高。15時時点では143.15円と12時時点(142.89円)と比べて26銭程度のドル高水準だった。本邦30年債入札の低調な結果に債券先物は売りで反応するも、再び上昇基調を強め高値を更新する動きとなった。入札に絡んだ円高警戒感が緩むと、ドル円は143円台を回復し143.18円まで上値を伸ばした。ただ、後場の日経平均が再び下げ幅を拡大するなど買い材料も乏しく、積極的に上値を試す動きにはなっていない。

 ユーロドルは下押し。15時時点では1.1406ドルと12時時点(1.1418ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円のドル高も重しに1.1405ドルまでわずかに安値を更新したが、方向感に強いつながりそうな手がかりが乏しいことや今晩に欧州中央銀行(ECB)理事会を控え、1.14ドル前半レンジの動きにとどまっている。

 ユーロ円は15時時点では163.27円と12時時点(163.15円)と比べて12銭程度のユーロ高水準だった。163円前半で値動きは限られるも、ドル円の上昇につれて163.33円まで上値を伸ばした。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.53円 - 143.18円
ユーロドル:1.1405ドル - 1.1435ドル
ユーロ円:162.90円 - 163.33円

(金)
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