東京外国為替市場概況・15時 ドル円 伸び悩む

 6日午後の東京外国為替市場でドル円は伸び悩む。15時時点では143.86円と12時時点(143.84円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。午前の底堅い地合いが継続し、一時昨日の高値143.97円をわずかに上回る143.98円まで強含んだ。ただ、今晩に米雇用統計の発表を控え様子見ムードも強く、144円大台を試す動きには持ち込めず143円後半での小動きにとどまった。

 ユーロドルはやや重い。15時時点では1.1435ドルと12時時点(1.1437ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。午後も上値は重く、わずかながら1.1431ドルまで下押した。ミューラー・エストニア中銀総裁は次の金利措置は経済の進展次第となるが、サイクルはほぼ終わったとするラガルド・欧州中央銀行(ECB)総裁の見解に同意すると述べ、ビルロワドガロー仏中銀総裁はインフレとの戦いに勝利したとの見解を示した。

 ユーロ円は15時時点では164.51円と12時時点(164.52円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。ドル円のじり高が支えとなるも、ユーロドルの上値の重い動きが上値を圧迫し、164円半ばで動意が鈍い。

 本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.45円 - 143.98円
ユーロドル:1.1431ドル - 1.1457ドル
ユーロ円:164.15円 - 164.60円


(金)
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