東京外国為替市場概況・12時 ドル円、弱含み

 9日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。12時時点では144.49円とニューヨーク市場の終値(144.85円)と比べて36銭程度のドル安水準だった。東京仲値を通過すると上値を切り下げる展開が続いた。145円に届かなかったことで、ロングの持ち高調整の売りが出やすかったもよう。時間外の米10年債利回りの低下も重しとなり、一時144.35円まで下押した。

 ユーロドルは強含み。12時時点では1.1417ドルとニューヨーク市場の終値(1.1397ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。1.14ドル割れで底堅さを確認すると、1.14ドル前半でじり高となった。ドル円のドル安推移にも歩調を合わせ、1.1425ドルまで買われた。

 ユーロ円はやや伸び悩み。12時時点では164.97円とニューヨーク市場の終値(165.06円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。値動きは緩慢だったが、ドル円の売りに引きずられて165円割れまで上値を切り下げた。もっとも、株高でリスク志向ムードが強まっているため、ユーロ円の下押し幅は限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.35円 - 144.95円
ユーロドル:1.1392ドル - 1.1425ドル
ユーロ円:164.92円 - 165.23円


(小針)
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