ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円 やや上値が重い

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円はやや上値が重い。2時時点では144.39円と24時時点(144.61円)と比べて22銭程度のドル安水準。144.77円近辺を戻り高値に144.35円近辺に押し戻された。米NY連銀が公表した5月消費者調査で、1年先の期待インフレ率が3.2%と前月の3.6%から低下し、3年・5年先の期待インフレ率も前回から低下したことがドルの重し。

 ユーロドルは底堅い。2時時点では1.1425ドルと24時時点(1.1408ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準。米NY連銀が公表した期待インフレ率の低下を受けて米長期金利が低下しドル売りが散見。ユーロドルは22時30分前につけた1.1387ドルを安値に1.1426ドル近辺に切り返した。

 ユーロ円は2時時点で164.97円と24時時点(164.97円)とほぼ同水準。ドル円の上値を切り下げる動きが重しとなるも、ユーロドルの切り返しを支えに164.80円台で下げ渋り、164円後半での小動きに始終。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.98円 - 144.95円
ユーロドル:1.1387ドル - 1.1439ドル
ユーロ円:164.55円 - 165.23円


(金)
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