東京外国為替市場概況・15時 ドル円、軟調

 10日午後の東京外国為替市場でドル円は軟調。15時時点では144.55円と12時時点(144.93円)と比べて38銭程度のドル安水準だった。午前に145.29円まで上昇後は一転して売りが優勢の展開となり、一時144.45円前後まで下押して本日安値に接近する場面が見られた。時間外の米10年債利回りが4.46%台に低下したこともドル売りを誘った様子である。

 ユーロ円も軟調。15時時点では164.86円と12時時点(165.20円)と比べて34銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下落が重しとなり、164.81円まで下値を広げた。日経平均が急速に上げ幅を縮小したほか、時間外の米株先物が下落したことも重しとなった。

 ユーロドルは下げ渋り。15時時点では1.1405ドルと12時時点(1.1399ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。13時過ぎに1.1390ドル台まで下押すも、午前につけた安値が目先のサポートとして意識されると下げ渋り。その後は、米長期金利の低下によるドル売りもあり1.1410ドル台まで小戻した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.40円 - 145.29円
ユーロドル:1.1386ドル - 1.1436ドル
ユーロ円:164.81円 - 165.45円


(川畑)
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