東京外国為替市場概況・8時 ドル円、弱含み

 12日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。8時時点では144.24円とニューヨーク市場の終値(144.56円)と比べて32銭程度のドル安水準だった。トランプ米大統領が「2週間以内に一方的に関税率を設定する」「貿易交渉の期限延長の用意はあるが、必要とは考えていない」などの見解を示したことが重しとなり、昨日安値の144.33円を下抜けて一時144.12円まで値を下げた。米中貿易協議に対する反応が一巡したことにくわえ、米関税政策に対する不透明感が再び意識されるなか、目先はドル売りが一段と進むか見極めたい。

 ユーロドルは強含み。8時時点では1.1506ドルとニューヨーク市場の終値(1.1487ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ高水準だった。ドル売りの流れに沿って一時1.1513ドルまで上昇。昨日高値の1.1500ドルを上抜けて、4月22日以来の高値を更新した。

 ユーロ円は8時時点では165.95円とニューヨーク市場の終値(166.08円)と比べて13銭程度のユーロ安水準だった。朝方からドル絡みの取引が中心となったことでやや神経質な値動きとなったが、一時165.90円まで弱含む場面も見られた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.12円 - 144.57円
ユーロドル:1.1485ドル - 1.1513ドル
ユーロ円:165.90円 - 166.09円


(岩間)
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