今日の株式見通し=波乱含みか 米国株は地政学リスクを警戒して大幅安

 東京市場は波乱含みか。先週末の米国株は、中東の地政学リスクの高まりを嫌気して大幅安。ダウ平均は769ドル安の42197ドルで取引を終えた。ドル円は足元144円60銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが130円高の37910円、ドル建てが280円高の38060円で取引を終えた。

 米国株は大きく下げたが、日本株はイスラエル軍によるイラン攻撃を13日に先んじて消化しており、スタートは落ち着いた動きになると予想する。ただ、場中はニュースにかなり神経質になると思われる。中東情勢は緊迫化しており、戦闘は継続している。また、G7サミットに関するニュースがマーケットを刺激する可能性もある。特段のニュースがなければ模様眺めムードが強まるとみるが、何らかのニュースが出てきた際には、動いた方向に勢いがつく可能性が高い。その動きが取引時間中に修正される展開も想定され、終日不安定な地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは37300-38300円。
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