東京マーケットダイジェスト・19日 ドル高・株安

ドル円:1ドル=145.11円(前営業日NY終値比▲0.02円)
ユーロ円:1ユーロ=166.24円(▲0.38円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1456ドル(▲0.0024ドル)
日経平均株価:38488.34円(前営業日比▲396.81円)
東証株価指数(TOPIX):2792.08(▲16.27)
債券先物9月物:139.33円(△0.47円)
新発10年物国債利回り:1.410%(▲0.045%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)  
           <発表値>  <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
      1兆5713億円の取得超 4536億円の処分超・改
対内株式
       4734億円の取得超  1798億円の所得超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下値が堅い。朝方から売りに押されて144.74円まで下押す場面があったが、その後は145.36円まで買い戻しが入った。関係者筋の話として「米当局者らは数日以内にイランに攻撃する可能性に備えている」との報道が伝わり、為替市場では「有事のドル買い」が優勢に。ただ、中東関連の続報が伝わらなかったほか、本日は米国市場が休場で取引参加者の減少が見込まれていることもあり、積極的に持ち高を傾ける展開にはならなかった。

・ユーロドルは小安い。中東の地政学リスクを意識したドル買いに押される展開となり、昨日安値の1.1461ドルを下抜けて、15時30分過ぎには1.1447ドルまで値を下げた。

・ユーロ円は売りが一服。日本株安を手掛かりにした売りが進み、一時166.04円まで値を下げた。もっとも、その後はドル円の買い戻しなどの影響もあり、166.40円台まで下げ渋った。

・日経平均株価は4営業日ぶりに反落。中東情勢の緊迫化が投資家心理を冷やした。半導体関連株を中心に幅広い銘柄が売りに押されたほか、戻り待ちの売りや利益確定目的の売りも上値を抑制。指数は400円近く下落して、この日の安値で取引を終えた。

・債券先物相場は続伸。米国が近日中にイランを攻撃する可能性があるとの報道が伝わり、安全資産とされる債券を買う動きが優勢となった。なお、この日実施された5年物国債入札は波乱のない結果となった。

(岩間)
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