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ロンドン為替見通し=ユーロドル、独やユーロ圏GDPさえないと売り再燃か

 本日のロンドン為替市場では、複数の経済指標を確かめながらの取引となる。ただし、ニューヨーク午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)やパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例会見が控えているということもあり、指標結果を確認した後はイベント待ちという雰囲気が漂いそうだ。

 欧州の経済指標は、フランスとドイツから4-6月期国内総生産(GDP)速報値、またユーロ圏からも同四半期GDP速報値が発表予定。こちらドイツが前期比-0.1%、ユーロ圏も同比±0.0%まで落ち込みが予想されている。アジア市場でユーロドルは下げ渋っているものの地合いが回復したとは言い切れない。そのためGDPの結果がさえないとなれば、ユーロ売り再燃もあり得るだろう。

 その他、フランスからは6月消費支出、ドイツから同月小売売上高、スイスからも7月KOF景気指数が発表される。予想から大きく上下に振れれば、欧州通貨の動意に繋がりそうだが、通常であれば相場インパクトはそれほど強くない。

 なお欧州午後には、米雇用統計の前哨戦である7月ADP全米雇用報告が発表される。前回は増加予想から一転して結果は減少と、見込みから大きく乖離していた。今回も結果次第では、FOMC前に一波乱あるかもしれない。

想定レンジ上限
・ユーロドル、昨日高値1.1599ドルを超えると日足一目均衡表・基準線1.1674ドル

想定レンジ下限
・ユーロドル、日足一目均衡表・雲の上限1.1497ドルを割り込むと6月23日安値1.1454ドル


(小針)
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