ロンドン為替見通し=ユーロドル、仏国債格下げの影響やシュナーベルECB専務理事講演に要注目か

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、先週末のフィッチ・レーティングスによるフランス国債の格下げの影響やタカ派のシュナーベル欧州中央銀行(ECB)専務理事の講演を見極めて行くことになる。

 先週末、フィッチ・レーティングスは、フランスの政局混迷や財政再建への警戒感などから、フランスのソブリン格付けを引き下げた。今後、DBRS、ムーディーズ・レーティングス、S&Pグローバル・レーティングもフランスのソブリン格付けの見直し結果を公表する予定となっており、格下げが連続するリスクには警戒しておきたい。

 また、先週のECB理事会では、2会合連続して政策金利の据え置きが決定され、ラガルドECB総裁は利下げサイクルが終了した可能性を示唆していた。
 本日講演が予定されているタカ派のシュナーベルECB専務理事も、利下げサイクルの終了を再確認すると予想されるため、明日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測と相まって、ユーロ買い・ドル売り要因となる。

 7月ユーロ圏貿易収支(予想:季節調整前なし/季節調整済120億ユーロの黒字)では、トランプ関税の影響を見極めておきたい。

 先週末にトランプ米大統領は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国に対してロシア産原油の輸入停止を要請しており、NATO側からの回答にも注目しておきたい。

 日本時間15日午後3-5時の予定で、米中通商協議の2日目が開催され、午後には協議後の記者会見が暫定的に予定されていることで、関連ヘッドラインには警戒しておきたい。

想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1829ドル(7/1高値=年初来高値)
・ユーロ円:173.97円 (7/28高値=年初来高値)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1677ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:172.44円(日足一目均衡表・基準線)


(山下)
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