株式明日の戦略-10月は大幅安からのスタート、我慢の時間がもう少し続くか

 10月に入り1日の日経平均は大幅に4日続落。終値は381円安の44550円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり124/値下がり1480。米国で薬品株が買われた流れを受けて、中外製薬や住友ファーマが逆行高。任天堂、コーエーテクモ、スクエニなど、9月に調整していたゲーム株に見直し買いが入った。証券会社が目標株価を引き上げたサンリオが5%を超える上昇。値持ちの良かった銘柄の多くが売られる中でアドバンテストがプラスを確保したほか、ファーストリテイリングやキーエンスなど超値がさの一角に資金が向かった。

 一方、三菱重工や川崎重工など防衛関連が弱く、直近で買われていたIHIが7%を超える下落。三菱UFJ、三井住友、みずほのメガバンク3行がそろって3%台の下落となった。株安を受けて野村HDや大和証Gなど証券株が軒並み大幅安。三井不動産や三菱地所など不動産株の下げも目立った。上期決算が失望を誘ったアンドエスティが急落。Heartseedは事業パートナーとの提携解消を嫌気した売りが止まらず、連日のストップ安比例配分となった。

 日経平均は大幅安。何を理由に下げたのかはっきりしない側面もあるが、内需・外需問わず売られたことや後場にかけては売り圧力が和らいだことなどを鑑みると、名実ともに下期入りとなったタイミングで益出しの動きが一気に出たと考えるのが妥当のように思える。売られた理由が新たな悪材料などではなく利益確定との見方が強まるようなら、切り返す際には上に値幅が出る展開にも期待が持てる。

 米国は政府閉鎖を回避できなかった。9月雇用統計を含めてこの先の経済指標の発表に遅れが出てくる可能性がある。米9月雇用統計が3日に発表されない場合でも、国内では土曜4日に自民党総裁選の投開票が控えているだけに、重要イベント待ちの状態は変わらない。ここ数日の日経平均は異様に弱いだけに、我慢の時間がもう少し続くかもしれない。日経平均は25日線(43975円、1日時点)がサポートとして機能するかどうかが目先の焦点となる。6月以降は何度も25日線を割り込んだところで切り返している。もう一段下げたとしても44000円近辺で反転できるようなら、右肩上がりのトレンドが継続する公算が大きい。


(小針)
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