ロンドン為替見通し=ユーロドル、米政府機関閉鎖への警戒感から底堅い展開か

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、9月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値がECBの政策金利据え置き方針を裏付けたことや米政府機関閉鎖による米景況感悪化懸念などから、底堅い展開が予想される。

 ユーロドルの1.1750ドルには本日満期のNYカットオプションが控えており、値動きを抑制する可能性には留意しておきたい。

 昨日発表された9月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は前年比+2.2%となり、8月の同比+2.0%からは、サービス価格の上昇などで上昇していた。コア指数は前年比+2.3%で8月と同じ伸び率だった。

 ラガルド総裁は先日の講演で「インフレに対するリスクは、いずれの方向にもかなり抑制されているようだ。政策金利は現在2%にあり、インフレリスクが変化した場合や、目標を脅かす新たなショックが生じた場合にも対応できる態勢にある」と述べていた。

 さらに、レーンECB専務理事兼主任エコノミストも、インフレについて上下いずれの方向にも大きなリスクは見られないと述べ、同氏や他の当局者が当面は金利を現行水準に据え置こうとしていることを示唆した。
 そして、昨日はデギンドスECB副総裁も、「現在の金利水準が正しい水準だ」と述べていた。

 本日は、マクルーフ・アイルランド中銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、そして、再びデギンドスECB副総裁の講演が予定されているが、利下げサイクルの停止を再確認することが見込まれている。

想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1820ドル(9/23高値)
・ユーロ円:173.72円(日足一目均衡表・転換線)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1625ドル(日足一目均衡表・雲の上限)
・ユーロ円:171.88円(日足一目均衡表・雲の上限)


(山下)
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