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NY為替見通し=米要人発言を確認しつつ、「高市トレード」の持続力を見極める展開か

 本日のNY為替市場では、米政府機関の一部閉鎖が続く中、複数予定されている米要人発言を確認しつつ、「高市トレード」の持続力を見極める展開となるか。

 経済イベントでは、NY午前にボスティック米アトランタ連銀総裁やボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長、ミランFRB理事が、正午前後にカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の発言機会が予定されている。ボスティック氏以外はハト派と見られており、手掛かり材料が少ない中ということもあり、金融政策や労働市場に関する発言が伝われば材料視される可能性がある。

 冒頭で触れた米政府機関の一部閉鎖について、依然として解決の糸口が見つからない状況である。引き続き、交渉の行方を見守りたい。

 また、オプション市場ではドル・円の1カ月物リスクリバーサルが3営業日連続でパリティー(等価)に接近しており、市場での円先高観が後退している。「高市トレード」(日本円売り・日本国債売り・日本株買い)の持続力を見極める展開が続きそうだ。

 他方、フランスの政局不安は引き続きユーロの重しとなることが予想される。事態解決への糸口が見えないこともあり、欧州市場では仏債は売りが先行した。手詰まり感が強い中ではあるが、関連報道には目を配りたい。


想定レンジ上限
・ドル円は、3月28日高値151.21円。超えると151.62円(1月10日高値158.87円-4月22日安値139.89円の下げ幅61.8%戻し)
・ユーロドルは、21日移動平均線1.1745ドル

想定レンジ下限
・ドル円は、昨日NY参入後の安値149.76円。割り込むと6日安値149.05円
・ユーロドルは、日足・一目均衡表の雲の下限1.1611ドル


(川畑)
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