ニューヨーク外国為替市場概況・28日 ドル円、小幅続落

※ユーロドルの高値を訂正いたしました。

 28日のニューヨーク外国為替市場でドル円は小幅続落。終値は156.18円と前営業日NY終値(156.30円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。日銀が12月の金融政策決定会合で利上げに踏み切るとの見方が強まる一方、米連邦準備理事会(FRB)が12月に利下げを行うとの観測が高まっており、日米金融政策の方向性の違いを意識した円買い・ドル売りが入った。23時過ぎには一時155.99円と日通し安値を付けた。
 ただ、前日の安値155.73円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢となり156.39円付近まで下げ渋った。もっとも、月末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル売りのフローが観測されると再び上値が重くなった。

 ユーロドルはほぼ横ばい。終値は1.1598ドルと前営業日NY終値(1.1597ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。欧州市場では一時1.1556ドルまで値を下げたものの、NY市場に入ると全般ドル売りが優勢に。FRBの追加利下げ観測が引き続き相場を下支えし、一時1.1607ドルと日通し高値を更新した。ロンドン・フィキシングに絡んだドル売りのフローも観測された。
 ただ、前日の高値1.1613ドルが目先レジスタンスとして意識されると上昇は一服し、1.1600ドルを挟んだ狭い範囲内でのもみ合いに転じた。
 なお、本日は米感謝祭翌日で米債券・株式・商品市場が短縮取引となった。市場参加者が本格的に戻るのは来週明けになるとみられ、為替市場でも積極的に持ち高を傾ける動きは限られた。

 ユーロ円は小幅ながら続落。終値は181.16円と前営業日NY終値(181.25円)と比べて9銭程度のユーロ安水準。22時過ぎに一時180.53円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢に。ユーロドルの持ち直しにつれた買いが入ると一時181.27円付近まで下げ渋った。

 カナダドルは上昇。7-9月期カナダ国内総生産(GDP)が前期比年率2.6%と予想の0.5%を大幅に上回ったことが分かると全般カナダドル買いが優勢となった。米ドルカナダドルは一時1.3939カナダドル、ユーロカナダドルは1.6169カナダドル、カナダドル円は112.01円までカナダドル高に振れた。

本日の参考レンジ
ドル円:155.99円 - 156.58円
ユーロドル:1.1556ドル - 1.1607ドル
ユーロ円:180.53円 - 181.52円

(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。