NY為替見通し=ドル円、円安値圏での日米協調ドル高・円安是正の再現を見極めか

 本日のNY為替市場のドル円は、オセアニア市場で衆議院選での高市政権大勝を受けて157.76円まで上昇した後に156円台まで反落したものの、再び円売り圧力が強まることが予想される中、1月23日のような日米協調によるドル高・円安是正が再現されるのか否かを見極める展開が予想される。

 ドル円は、昨年10月4日の高市総裁誕生後の「高市トレード第1弾」で153円台まで上昇し、10月21日の高市首相誕生後の「高市トレード第2弾」で157円台まで上昇し、今年の解散検討を受けた「高市トレード第3弾」で158円台まで上昇している。

 そして、今回の高市政権の圧勝を受けた「高市トレード第4弾」では、現在までのところ157円台までの上昇に留まっており、今後の円売り圧力に対する日米通貨当局の対応に警戒しておきたい。

 また、「中国が米国債の保有抑制を銀行に促した」との報道に対するベッセント米財務長官らの反応にも注目しておきたい。

 本日は、ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事、ミランFRB理事、ボスティック米アトランタ連銀総裁の講演が控えており、今週発表される1月の雇用統計や消費者物価指数(CPI)に向けた金融政策への言及に警戒しておきたい。

 さらにエプスタイン文書に関して、ラトニック米商務長官の名前が載っていたことで、民主党から辞任が要求され、次期FRB議長候補のウォーシュ元FRB理事の名前もあったことで、民主党による承認が難航する可能性にも警戒しておきたい。

 ユーロドルに関しては、マクロン仏大統領が欧州連合(EU)首脳会議でユーロ高に関する協議を行うと述べていたことで、ナーゲル独連銀総裁やラガルドECB総裁の講演に注目しておきたい。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、157.46円(2/9高値)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、155.78円(日足一目均衡表・基準線)


(山下)
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