NYマーケットダイジェスト・6日 原油急騰・株安・円安(2)

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。イラン情勢の混乱が長期化するとの懸念が高まる中、原油先物価格が急騰すると、投資家の間で当面のリスクを避けようと株式を売る姿勢が強まった。低調な2月米雇用統計の結果も投資家心理を冷やし、指数は一時940ドル超下落した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続落。マイクロン・テクノロジーやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが売られた。

・米国債券相場で長期ゾーンは小幅ながら5日続落。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物価格が大幅に上昇すると、インフレ懸念が強まり債券売りが出た。ただ、低調な2月米雇用統計を受けて買いが優勢になると上げに転じる場面もあった。なお、市場では「物価高と景気後退が同時並行するスタグフレーションへの警戒が浮上している」との声が聞かれた。

・原油先物相場は急伸。中東情勢の悪化による原油供給を懸念した買いが継続。中心限月として2023年9月以来約2年半ぶりの高値92.61ドルまで上伸した。

・金先物相場は反発。予想に反してマイナスとなった非農業部門雇用者数や失業率の悪化など、弱い2月米雇用統計を受けて金利が低下。金利が付かない資産である金の相対的な投資妙味が改善し、5070ドル台で推移していたところから一時5180ドル台まで上昇した。米金利低下を受けたドル失速も、ドル建て金相場の換算値を押し上げる要因となった。

(中村)
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