NYマーケットダイジェスト・9日 原油相場の動向に左右(1)

(9日終値)
ドル・円相場:1ドル=158.96円(前営業日比△0.39円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=185.98円(△1.03円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1699ドル(△0.0036ドル)
ダウ工業株30種平均:48185.80ドル(△275.88ドル)
ナスダック総合株価指数:22822.42(△187.43)
10年物米国債利回り:4.27%(▲0.02%)
WTI原油先物5月限:1バレル=97.87ドル(△3.46ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=4818.0ドル(△40.8ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
10-12月期米国内総生産(GDP)確定値
(前期比年率) 0.5%       0.7%
個人消費確定値
(前期比年率) 1.9%       2.0%
コアPCE確定値
(前期比年率) 2.7%       2.7%
2月米個人所得
(前月比)  ▲0.1%       0.4%
2月米個人消費支出(PCE)
(前月比)   0.5%      0.3%・改
2月米PCEデフレーター 
(前年比)   2.8%       2.8%
2月米PCEコア・デフレーター
(前月比)   0.4%       0.4%
(前年比)   3.0%       3.1%
前週分の米新規失業保険申請件数
       21.9万件    20.3万件・改
2月米卸売売上高
(前月比)   2.7%      1.1%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。米国とイランの停戦協議を巡る先行き不透明感から、WTI原油先物価格が一時1バレル=102.70ドル前後まで急伸すると、「有事のドル買い」が先行。米長期金利の上昇に伴う買いも入り、24時過ぎに一時159.30円と日通し高値を更新した。
 ただ、「イスラエルとレバノンは和平協議を開始する」との報道が伝わると、WTI原油先物が95ドル台前半まで急失速。安く始まった米国株相場は持ち直し、為替市場では「有事のドル買い」を巻き戻す動きが広がった。1時30分過ぎには158.63円付近まで下押しした。市場では「米国とイランが2週間の停戦で合意したあとも、イスラエルがレバノンへの攻撃を続けていることにイランが強く反発。投資家の間では協議進展への期待感が後退していた」との声が聞かれた。
 もっとも、ネタニヤフ・イスラエル首相が「レバノンの親イラン組織ヒズボラへの強力な攻撃は継続する」と述べ、「レバノンにおいて停戦はない」と強硬な姿勢を改めて示すと再びドル買いが優勢に。5時過ぎには159.13円付近まで持ち直した。

・ユーロドルは4日続伸。中東情勢を巡る報道や原油相場の動向に振らされる展開が続いた。「トランプ米大統領はネタニヤフ・イスラエル首相にレバノンへの攻撃を縮小するよう要請」との報道や、「イスラエルとレバノンが和平協議を始める」との報道をきっかけに、原油安・株高・ドル安で反応。2時30分過ぎに一時1.1723ドルと日通し高値を付けた。
 ただ、ネタニヤフ・イスラエル首相がヒズボラへの強力な攻撃を続ける考えを強調すると、再びドル買いが優勢となり、5時30分過ぎには1.1696ドル付近まで下押しした。

・ユーロ円は反発。ドル円の反発やユーロドルの続伸を受けて円売り・ユーロ買いが進んだ。4時30分過ぎには一時186.23円と2月9日以来2カ月ぶりの高値を更新した。

(中村)
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