NY為替見通し=ドル円、中東関連ヘッドラインを注視しつつ米3月CPIに要注目か

 本日のNY為替市場のドル円は、11日から予定されている米国とイランの和平協議を控えて中東関連のヘッドラインを注視しながら、米国3月の消費者物価指数(CPI)や財政赤字を見極めていく展開となる。

 明日から和平協議が予定されているイラン戦争に関しては、イスラエルがレバノンを攻撃していることで、悲観的な見方が台頭しているが、「イスラエルとレバノンは和平協議を開始する」との報道やネタニヤフ・イスラエル首相が「レバノンの親イラン組織ヒズボラへの強力な攻撃は継続する」などの報道が錯綜しているため、本日も引き続き、関連ヘッドラインには警戒していきたい。

 3月米CPIは、イラン戦争によるガソリン価格の上昇により、前月比+0.9%、前年比+3.4%と予想されており、それぞれ+0.3%、+2.4%からの上昇が見込まれている。
 また、3月米CPIエネルギーと食品を除くコア指数の予想は、前月比+0.3%で2月の+0.2%からわずかに上昇、前年比予想は+2.7%で2月の+2.5%からわずかながらの上昇が見込まれている。

 グールズビー米シカゴ連銀総裁は、イラン戦争が長期化した場合、物価状況に「オレンジ(警告)から赤色(最高危険段階:レッドライン)に向かう流れ」と警告している。

 米国とイランの2週間の停戦協議で、イランでの戦争が終結するのか、それとも協議が決裂して長期化するのか、不透明感が払拭できないものの、協議次第で、4月以降のCPIを左右することになる。

 また、4月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)での1年先・5年先期待インフレ率にも注目しておきたい。

 3月米月次財政収支は1567億ドルの赤字と予想されている。米連邦最高裁が2月にトランプ関税を違憲と判断したことで、3月の収支は、関税抜きの数字となるため、ネガティブサプライズに警戒しておきたい。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、160.03円(4/7高値)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、157.51円(3/19安値)



(山下)
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