ロンドン為替見通し=ユーロドル、3月HICP改定値やECB理事会議事要旨に要注目か

 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、米国とイランの第2回和平協議開催に向けた関連ヘッドラインに警戒しながら、3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値や3月のへ欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨を見極めていく展開となる。

 米国とイランの第2回和平協議に関しては、週末の18日に開催、あるいは更なる2週間の停戦期限の延期などの噂が飛び交っており、両国からの正式な発表を待つことになる。

 3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は前年比+2.5%と予想されているが、上方改定された場合、停戦合意で一旦後退している利上げ期待が再燃する可能性が高まることで要注目となる。

 3月18-19日分のECB理事会議事要旨では、イラン戦争による原油・ガス価格の上昇を受けて、利上げ議論の詳細を確認することになる。
 ECBのリスクシナリオでは、第2四半期の原油価格が119ドル、天然ガスが87ユーロになる見通しが示されており、イラン戦争の長期化を見据えた利上げ議論に注目しておきたい。

 今週は、ワシントンで国際通貨基金(IMF)・世界銀行の春季会合が開催されており、本日も、カザークス・ラトビア中銀総裁、シュナーベルECB専務理事、レーンECB専務理事、コッハー・オーストリア中銀総裁、ラデフ・ブルガリア中銀総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、ナーゲル独連銀総裁の講演が予定されている。
 米国とイランによる第2回和平協議を控えて、30日の欧州中央銀行(ECB)理事会に向けて、リスクシナリオとしての戦争長期化、原油価格高騰に対する見解に注目していくことになる。

 2月英国内総生産(GDP、予想:前月比0.1%)、英鉱工業生産(予想:前月比+0.2%/前年比▲1.0%)、英製造業生産高(予想:前月比+0.3%)に関しては、イラン戦争以前の数字であるものの、予想を下振れた場合には警戒しておきたい。

想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1885ドル(2/13高値)
・ユーロ円:188.42円(ピポット・ターニングポイント)
・ポンドドル:1.3635ドル(2/17高値)
・ポンド円:216.69円(ピポット・ターニングポイント)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1658ドル(日足一目均衡表・転換線)
・ユーロ円:185.89円(4/13安値)
・ポンドドル:1.3425ドル(日足一目均衡表・雲の下限)
・ポンド円:213.67円(4/13安値)



(山下)
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