NYマーケットダイジェスト・4日 原油高・株安・金利上昇・ドル高

(4日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.24円(前営業日比△0.23円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=183.86円(▲0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1691ドル(▲0.0030ドル)
ダウ工業株30種平均:48941.90ドル(▲557.37ドル)
ナスダック総合株価指数:25067.80(▲46.64)
10年物米国債利回り:4.44%(△0.07%)
WTI原油先物6月限:1バレル=106.42ドル(△4.48ドル)
金先物6月限:1トロイオンス=4533.3ドル(▲111.2ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
3月米製造業新規受注
(前月比)   1.5%     0.3%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは続落。「イランのドローン攻撃を受けて、アラブ首長国連邦(UAE)の北東部に位置するフジャイラの石油産業施設で火災が発生」との報道が伝わると、原油先物相場の上昇とともに「有事のドル買い」が優勢となった。2時前に一時1.1681ドルと日通し安値を更新した。その後の戻りも1.1702ドル付近にとどまった。
 この報道を受けて、ダウ平均は一時580ドル超下落したほか、WTI原油先物価格は1バレル=106ドル台後半まで値を上げた。

・ドル円は続伸。イラン情勢が再び緊迫化する中、原油先物相場が上昇したことから、「有事のドル買い」が広がった。米長期金利の上昇に伴う買いも入り、1時前に一時157.30円と日通し高値を付けた。ただ、政府・日銀による為替介入への警戒感は根強く、4時前に156.58円付近まで急速に値を下げる場面もあった。
 なお、片山さつき財務相は訪問先のウズベキスタンで「昨年の米国との合意に基づき、投機的な為替の動きに対しては断固とした措置をとる」と述べた。実際の介入の有無についてはコメントを控えた。

・ユーロ円は反落。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。ただ、ドル円が急落したタイミングで183.18円付近まで下押しする場面があった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は続落。イラン情勢が再び緊迫化する中で、WTI原油先物相場が上昇すると、投資家心理が悪化し株売りが広がった。市場では「米国とイランは停戦状態にあるものの、イランによる攻撃で停戦合意が揺らぐリスクがある」との見方が強まった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日ぶりに反落。前週末に史上最高値を更新した後だけに利益確定目的の売りも出た。

・米国債券相場で長期ゾーンは下落。中東情勢の不透明感を背景にWTI原油先物相場が上昇すると、インフレへの懸念から売りが出た。

・原油先物相場は3日ぶりに反発。中東での軍事衝突が再開されるとの懸念を背景に買いが優勢となった。

・金先物相場は3日ぶりに反落。中東での緊張を背景にドルと共に原油価格が上昇する中、インフレが懸念されて米長期金利が上昇したことが重しとなり、軟調に推移。一時4500ドル台前半まで下落した。

(中村)
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